株式会社ホテルタビノス 様

GBP運用未経験のトラベルホテルが行った自社の強みを活かした「手間なし集客術」の成功例

▲インタビューにご協力いただいた方:寺澤さん

ホテルタビノスは、藤田観光が運営する「世界中の旅人が集うローカルハブホテル」です。
2023年、ホテルタビノスは、MEOツールの戦略的導入と社内マーケティングチームの専門性向上を両輪とした革新的なデジタル戦略により、Googleビジネスプロフィールでの視認性と集客力を劇的に向上させました。
今回は、これらの取り組みについて、マネジメントを担当する寺澤さんに、成功の秘訣をお聞きしました。

情報カード – ホテルタビノス

DATA

ホテルタビノス

(業界:ホテル)

本社所在地:
東京都文京区
創立:
2018年5月
店舗数:
3店舗
ホームページ:
https://www.hoteltavinos.com/
利用サービス:
ツール導入サポート、伴走プラン
サービス導入の背景と効果

サービス導入の背景と効果

1

課題

  • ローカル検索対策の専門人材とノウハウ不足により潜在的な集客機会を逃失
  • 多様な国籍のスタッフによる日本語でのクチコミ返信対応が困難
  • Googleビジネスプロフィールの継続的な更新体制が未構築で情報発信力が不足
2

解決施策

  • MEOツールの導入と専門家の伴走支援によりローカル検索対策の運用体制を構築
  • MEOツールのAI機能を活用した返信文生成と目視確認フローを構築
  • プラットフォーム間の情報連携と自動化機能による効率的な運用システムを構築
3

効果

  • ローカル検索対策の専門知識習得と継続的な運用体制を確立
  • 外国人スタッフでも対応できるようになりクチコミ返信率100%を達成
  • 「浅草 ホテル」検索が587回→8,673回へ1377%増加など数字で効果を実感
数字変化

数字変化

60%

Webサイトクリック率

100%

表示検索数

1048

検索キーワード

※ 本データは、Google ビジネス プロフィールの公式データに基づく実績値です。

Googleマップ対策をはじめたきっかけはタイミング

まず、Googleマップ対策を始めようとしたきっかけを教えていただけますでしょうか?

南さんからお声がけいただいたのがきっかけです。
実は教えていただくまで、MEO対策(Googleマップ対策のこと)という言葉も知らず、重要性も全く認識していなかったので対策もしていませんでした。
南さんとお話する中で、「意外と大事なんだ。」ということに当時の上長と私が気づきまして、「とりあえずやってみようかな。」という軽い気持ちで、「MEOツール*」を使ったGBPの運用を始めることにしました。

*MEOツール:Googleマップなどの地図アプリやGoogle検索において、店舗情報を上位に表示させるための対策(MEO対策)をが行える機能が備わったITツールのこと

▲ホテルタビノス浅草にてインタビューを受ける寺澤さん

そうだったのですね。ホテル業界では、新たな取り組みやサービス導入は慎重に進められることが一般的ですが、タビノス様はスピード感を持って導入を決意されました。その背景には、どのような要因があったのでしょうか?

そうですね。ホテルタビノスは藤田観光の中でも新しいホテルということもあり、「新しいやり方を取り入れよう。」という風土があったのが大きいです。
マーケティングに力を入れていかなければならないという認識はあったのですが、SEO対策などもあまりできていない状態でした。
とにかく何かやらなければという状況だったので、南さんが「導入したら変わります!」と強く訴えてくださったのが決め手になり、「そこまで言うなら…」と思ってやってみようと思ったんです。

▲漫画をモチーフにした空間デザインが特徴的な広々とした館内

(苦笑)その節はすみませんでした。
変わります!」と言った強い言葉に開始後ギャップを感じられたりはしませんでしたか?

いえ、運用開始後に数字で見せていただいて、確かに数字としても変わっているという実感はあったので、ギャップは感じませんでした。また、導入した後、「ほったらかしにしていても数字が伸びる仕様」だったので、それは助かりました。

▲視認性対策により、検索のバリエーションも1,000キーワード以上増えました。(2022年12月と2023年2月の比較)

日本語が母国語でないフロントスタッフでも、クチコミ返信を簡単に行える仕組みを整えたことで、迅速かつ丁寧な顧客対応を実現。

とても活発に運用されている印象でしたので「ほったらかし」とは意外でした。
では「ほったらかし」でも運用できるように、何か工夫されたことなどありましたか?

当ホテルは外国人スタッフが多いので、GBPのクチコミ返信の際に日本語の言い回しや敬語をイチから考えるのが大変なんです。そこで、「MEOツール*」のAI機能を活用して、一旦AIで返信文を生成してもらい、その後、目視でリタッチするという手順を踏むようにしました。

*MEOツール:Googleマップなどの地図アプリやGoogle検索において、店舗情報を上位に表示させるための対策(MEO対策)をが行える機能が備わったITツールのこと、タビノスさんはAIを活用したクチコミ返信など、MEO対策に必要な機能を網羅した集客支援ツールを利用。

▲ホテルタビノス京都のスタッフさん。

寺澤様も「MEOツール」をご覧になるのですか?

私はたまにしか見ません。フロントのオペレーション担当がクチコミ返信を行うことになっていますので「MEOツール」はフロントが見ることが多いです。

売上と稼働率を合わせて毎月の数字を確認

先ほど「ほったらかしにしていても数字が伸びる仕様」と表現をしていただきましたが数字が伸びているという認識は具体的にどこを見て確認されているのでしょうか?

南さんから共有していただいているスプレッドシートで、私も毎月パフォーマンスを確認しています。
以前、「売上と稼働率を合わせて確認した方がいい」とアドバイスいただいたので、それも一緒に入れて確認していますね。

定量的な効果はいかがでしょうか?

Google マップからの予約は取得していないため、Google ビジネスプロフィール経由のアクセスが売上にどの程度影響しているのか、正直なところ、明確に把握できていませんが、インバウンドの回復傾向もあり売上は順調に推移しています。

昨年は大きく数字が伸びましたが、今年はそれに匹敵する水準を維持しており、大幅な落ち込みもないことから、現状は概ね順調なのかな?と認識しています。

効率的なツール活用による時間的なコストの削減

ありがとうございます。
では、時間的なコストや作業の手間などで、削減できた部分はありましたか?

そうですね。InstagramとGoogleビジネスプロフィールの投稿機能を連携していますし、星のみのレビューは自動で返信してもらえるので、その辺の時間的なコストはかなりカットされていると思います。

ツールと戦略に精通した専任担当者を配属するメリットとは?

伴走サポートによってスキルアップに繋がったことなどはありますか?

マップマーケティングの知見が得られたので、そこはすごく良かったと思っています。
どこを見ていいのかわからなかったので、教えていただいたことで、こうやって数字も取れるようになりましたし。教えてくれる人がいるというのは、すごくありがたいことですね。

伴走サポートについて評価していただけますでしょうか?

とても 助かってます。 こうやって来てくださってるっていうところも含めて当時の上長とも「すごい 熱量 だよね。」って話をしていました。
開始当時、南さんは「プロになりたい」とおっしゃられてましたよね。
なんだかその通りで定期的に数字を教えていただいたり、「Instagramの連携が切れてますよ」って教えてくれたり、なんというか、プロの方に見ていただけてる 安心感 はあります。

全体的にすごく良かったと思っています。

最後にサービスを導入して良かったと思う点を教えていただけますか?

MEO対策の基礎みたいなところを完全に整えていただけたのが良かったです。
NAP統一*についても、教えていただくまで全く知らなかったので、それだけでもできて良かったと思います。
必要最低限のところの仕組みを整えてもらえて、プラスアルファで放置するだけで運用できるところまでサポートしてもらえて、全体的にすごく良かったと思っています。

*NAP統一:Name(店名)、Address(住所)、Phone Number(電話番号)の情報の統一を指し、マップマーケティングや顧客の利便性向上において重要な要素の一つだと言われています。

▲取材のシーン(寺澤さんと手前は吉田さん)

インタビューは以上です。寺澤さん、本日はありがとうございました。

実際のキャプチャー

▲対策開始前月 2022年12月のパフォーマンスのキャプチャー
▲対策開始後 2023年2月のパフォーマンスのキャプチャー
▲運用経過1年 数字は安定しながらも「ホテル」での検索数や閲覧ユーザー数などは向上
▲運用経過2年 数字は安定しながらも「ホテル」での検索数や閲覧ユーザー数などは向上

数字変化まとめ

レスポンシブレビューテーブル
導入前
2022年12月
導入直後
2023年2月
1年後
2024年2月
2年後
2025年2月
閲覧ユーザー数 75,034 130,000 ➤ 73.3%増加 140,000 ➤ 86.6%増加 150,000 ➤ 99.9%増加
表示検索数 48,075 96,296 ➤ 100.3%増加 90,008 ➤ 87.2%増加 100,000 ➤ 108.0%増加
「浅草 ホテル」 587 6,990 ➤ 1090.8%増加 8,673 ➤ 1377.5%増加 2,763 ➤ 370.7%増加
「ホテル」 8,116 10,000 ➤ 23.2%増加 20,000 ➤ 146.4%増加 30,000 ➤ 269.6%増加

※ 本データは、Google ビジネス プロフィールの公式データ(パフォーマンス)を参照にした実績値です。

※ 「導入前」は2022年12月、「導入直後」は2023年2月、「1年後」は2024年2月、「2年後」は2025年2月のデータを示しています。

※ 「浅草 ホテル」「ホテル」は、これらの検索キーワードでビジネスプロフィールが表示された回数を表しています。

※ パフォーマンスは、業界動向や季節変動などの要因により変化する可能性があります。

※ パフォーマンスの数字詳細については、Google ビジネス プロフィールのヘルプページを参考にしています。

取材日:2024年6月、更新:2025年7月
取材協力:寺澤さん、吉田さん
取材担当者:南


アップデート情報(2025年7月追記)

無料予約リンクのクリック数

2022年から取り組んでいるMEOツールを利用したローカル検索対策の成果は現在も継続しています。
2025年2月〜6月の「無料予約リンクのクリック数」は9,628件を記録し、前年同期(約800件)と比較して+1,106.5%の大幅な伸びとなりました。

▲ホテルの無料予約リンクのクリック数は前年比10倍以上、約800件から9,628件に急増

この内容は、実際に取材・伴走支援を担当した南まい自身が執筆した、『図解入門業界研究 最新ホテル業界の動向とカラクリがよ〜くわかる本[第5版]』(2025年7月26日発売)でも紹介予定です。